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Carlos Kleiber 1967年、ウィーン芸術週間での「大地の歌」

1967年のウィーン芸術週間は、マーラー特集が組まれ、マーラーの作品が世界的に知られるようになった契機のひとつとなったと言われています。

この時のプログラムについては、柴田南雄氏の『岩波新書280 グスタフ・マーラー』(1986年10月、岩波書店)に以下のように記載されています。(以下、同書 p.7から引用)

1967年の5月から6月にかけての「ヴィーン芸術週間」のマーラー特集ははるかに網羅的で、しかも、この全曲目はNHK・FMの番組として日本でも放送された。当時の記録から曲目と指揮者を紹介すると『嘆きの歌』(トイリング)、『さすらう若人の歌』(ペーム)、歌曲集『子供の魔の角笛』(プレートル)、『子供の死の歌』(マゼール)、『リュッケルトの詩による5つの歌曲』(マデルナ)、交響曲では、『第1番』(プレートル)、『第2番』(バーンスタイン)、『第3番』(スワロフスキー)、『第4番』(サヴァリッシュ)、『第5番』(ソモジュ)、『第6番』(アッバード)、『第7番』(マデルナ)、『第8番』(クーベリック)、『大地の歌』(クライバー)、『第9番』(マゼール)、『第10番』のアダージョ(トイリング)で、オーケストラはペームとバーンスタインがヴィーン・フィル、クーペリックはバイエルン放送交響楽団、他はヴィーン交響楽団とオーストリア放送交響楽団であった。 

クライバーの指揮したコンサートについては1967年6月7日のウィーンの新聞 "Kurier" に以下の予定の記事がありました。

1967.6.7(Mi) Gr.Saal
Wiener Symphoniker
Christa Ludwig , Waldemar Kmentt , Dir : Carlos Kleiber
19.30

クライバーはこの時に、ウィーン交響楽団とモーツァルトの交響曲第33番、マーラー「大地の歌」(独唱:クリスタ・ルードヴィッヒ、ヴァルデマール・クメント)を指揮しています。

クライバーのこのコンサートは不評だったようで、6月10日の "Kurier"紙 に Herbert Schneiber によるコンサート評 "Vom Jammer der Erde" (大地の苦痛)と "Die Presse" 紙の6月9日のクラーマーによる批評があります。

Discography のモーツァルト33番へのリンク Mozart : Symphony No.33 in B-flat major,K.319
Discography の「大地の歌」へのリンク Mahler : Das Lied von der Erde

雑文集